47(ヨンナナ)オープン!

今日は、私がこれからはじめようとしている「着うた 47秒 セレクトショップ」のはなしに付き合ってください。CDシングルが衰退しているのは、統計的にみても間違いのない事実ですから、対策が必要なことは明らかです。CDシングルの代わりのメディアが「着う…

着うた 47秒 その2

最近の私は、昨日のブログでまとめたようなことをロック系、シンガー・ソング・ライター系のミュージシャンの所属している事務所の社長さんやレーベルの責任者、プロデューサーや直接ミュージシャンに会って話しをしています。前にも書きましたが、私は確信…

着うた 47秒 その1

かなり長文のブログを書き続けています。相変わらず「話」はあっちこっちに飛ぶので、わかりずらいと思うので、これまでのところを簡単にまとめました。 最近の音楽は「長い」し「難しい」ので、ユーザーは「サビ」しか覚えられなくなっている。 「サビ」を…

着うたはCDシングルの後継 その3

2回にわたって「着うた」がCDシングルの代わりになっていることを書きました。シングルがユーザー(リスナー)から「NO!」をつきつけられていると、私は勝手に判断しています。(くりかえしますが、世の中の全ての人が、そう言っているわけではありません。…

着うたはCDシングルの後継 その2

最近ウダウダ考えていたことがまとまってきたので、長いのですが昨日まとめて書きました。今日は昨日の続きです。私はCDシングルが携帯の「着うた」に移行してしまっている、と断定しちゃっています。こんなことはまだ世の中では誰も言っていませんから、本…

着うたはCDシングルの後継 その1

昨年の秋、1700年代に活躍したフランスの作曲家ラモーのオペラを観ました。このオペラ「レ・パラダン」は古楽器を使用する管弦楽団が演奏し、古い歌唱法で歌手は歌います。しかし演出は超現代的だったことから「いろいろなことを感じた」と書きました。私達…

音制連20周年

2回にわたって「着ウタ」がCDシングルの代わりになっていることを書きました。 シングルがユーザー(リスナー)から「NO!」をつきつけられていると、私は勝手に判断しています。 (くりかえしますが、世の中の全ての人が、そう言っているわけではあり…

Soul of どんと 2007

27日(土)渋谷AXで「Soul of どんと 2007」がありました。 ちょうと1年前 NHKホールで 「Soul of どんと 2006」 どんと紅白〜7th Anniversary が開かれ、忌野清志郎 UA 岸田繁(くるり) スカパラ ハナレグミ 宮沢和史 YO-KING YUKI 古謝美佐子…

次世代ウェブ グーグルの次のモデル

昨年の夏に佐々木俊尚さんから インタビューを受けました。 そのインタビューは ウェブのニュース媒体「ITメディア」に「ネットベンチャー3.0」というタイトルで 20回にわたって掲載されたシリーズの第8回と第9回に mF247の話しがのっています…

布袋さんのコンサート

21日(日)にHOTEIさんの“SUPER SOUL SESSIONS”を横浜アリーナで見ることができました。 全30曲3時間超のコンサートです。 第一部 HOTEI ソロ 第二部 チャー with HOTEI 第三部 BRIAN SETZER 途中から…

はげちびさい 禿禿祭

はげちび祭 禿禿祭 「命を弄ぶ男ふたり」という芝居を チョット前ですが(20日夜) 世田谷パブリックシアターで見ました。 この芝居の作者は 岸田国士です。 岸田国士には2人の娘、岸田衿子(詩人童話作家)と岸田今日子(女優)がいました。(岸田今日子…

新感染

「朧の森に棲む鬼」(オボロのモリにすむオニ)を新橋演舞場で見ました。 作者は劇団☆新感線の作付作家・中島かずきで演出はいのうえひでのり、主演市川染五郎です。 よくわからないのですが、この3人のコラボレーションを“新感染”と呼ぶのだそうで、なかな…

一歩後退はむずかしい

昨年の秋から年末にかけて 私としては珍しく 理屈っぽく色々考えて ブログにダラダラ書き続けました。 「団塊の世代」は 年長者である私達の世代より上の世代を 実は馬鹿にしていたんだ、ということに気が付いた。とか 新しい 「カッコいいもの」は当分でて…

一歩後退2歩前進

昨年の1月19日のブログで 作家で医者の加賀乙彦氏の 「19世紀リアリズムの復権の予感」 というエッセイを引用しました。 今日も再び引用したいとおもいます。 「ところで、今、21世紀になって小説の歴史を振り返ってみると、20世紀の文学はいったい…

新しい物の次

昨年の11月の「レコード史」からはじまる私のブログは 音楽は音量の増大の歴史である。とか 新しい楽器の発明がなければ、新しい音楽は生まれない。とか 一般の人は高音質で音楽を聴くことより 「いつでも どこでも 簡単」 に聴くことを優先する。とか 世…

「パパは何でも知ってはいない」

2007年の正月を迎えました。 本年も引き続き だらだら書き続けます。 ぜひお付き合いください。(笑) 昨年末に 「団塊の世代」について書きました。 「団塊の世代」の先頭の昭和22年生 (1947年)が 今年 定年を迎えるとあって 新聞の正月特集は …

「パパは何でも知っている」で知ったアメリカン・カルチャー

「団塊の世代」の先頭が高校1年生になったのが昭和38年(1963年)で、彼等がストレートで大学に入ったのが 昭和41年(1966年)です。人生の経験は無くても最新の知識と情報は 年上よりも沢山もっていますから、年上はナメラレちゃっていたんですね。 年上の…

「団塊の世代」 が子供の頃

1950年代後半から あらゆる分野で技術開発や技術革新が次々と実現し、大量生産を伴って日本の高度経済成長期に入ります。 1964年の東京オリンピックの年、団塊の世代の先頭(昭和22年生まれ)は17才になってます。 この頃 私は母校の高校のラグ…

子供の教養

私の子供の時代を思い返してみると、本当に狭い範囲で遊びまわっていたのだなあ!とビックリします。 家から北に約1kmのところに幼稚園と小学校があって、私はそこに通っていました。 正門が南向きですから、北に裏門があるわけで その裏門を出たことがあ…

歌舞伎・プロレス論

12月7日に渋谷・コクーンで、野田地図(NODA・MAP)の「ロープ」を見ました。良く出来た脚本というのは、舞台の上でかわされるセリフの裏やその裏の裏に本意が隠されていたり、あるいは隠されているように思えたりしますから、最初から終わるまで、緊張を強…

「青年の教養」

「新しいものは正しいのだ」とか「新しいものはカッコいいのだ」といった価値観で、私達以降の世代は今日まできてしまっています。 勿論こんな「雑」な「説」は承服できないという人がいらっしゃることを承知してますが、乱暴にすすまないと面白くないのでお…

「新しいものは正しいのだ」という時代が終わる?

私が小学生、中学生(昭和20年代、30年代前半)の頃までは、どの家庭にもTVの受信機やオーデイオセットがあったわけではありません。 家の中で楽しむことのできるエンタテイメントは何もなかったのです。 戦災で全てが焼けてしまったからとか、国や人…

木村尚三郎

昨日は、月刊「中央公論」に面白い座談会を発見したと書きましたが、さらに関連して月刊「文芸春秋」一月号に 山崎正和氏の面白いエッセイがでていました。 「20世紀末の世相について、それが画期的な技術革新の終わった時代であって、当分は退屈な停滞期が…

梅田望夫 丸谷才一 山崎正和 三浦雅士

あまりにも長く一つのテーマにこだわりすぎました。(笑)読み返してみると、自分とは違う別の人が熱くなって書いているみたいで 「こりゃ 読む人はシンドイだろうな?」と反省し、話をこの辺で変えます。(笑) 私は、ほぼ毎週沖縄に戻っています。沖縄で過…

レコード史 “番外編”

20世紀に入るまで、音楽に限らず芸術を意味あるものとして捉え、そして楽しむということのできた階層は、時間とお金を自由に使うことのできる上流階級であり富裕層だけで、芸術を「一般の人」が簡単に楽しむことはできませんでした。20世紀に入ってあらゆる…

レコード史 13

私は30cmLPのA面B面の構成について昨日書きました。 私はCDより30cmLPのほうが優れている、とか 良いのだ、と言っているわけではありません。(笑) 30cmLPで A面B面にわけられていた曲を、CDは 片面にA面B面を途切れることなく…

レコード史12

30cmLPが1953年に発明されました。当初は、既に発表済みのシングル曲を1枚のLPに「バサッ」と集めるという レコードが主流でしたが、そのうちに片面のも収録時間が20分強あることを利用して、A面・B面の両面(収録時間約45分)を計画的に新録音で構成する「…

レコード史 11

1982年にCDが初めて発売され、85年頃から急速に普及しました。 ビニール製の30cm LPは重いし、ほこりが付きやすいし、キズがすぐにつくし、取り扱うのにかなり神経を使います。 一方、新しくできたCDは軽くて、かなり乱暴に扱っても大丈夫で…

レコード史 11

1982年にCDが初めて発売され、85年頃から急速に普及しました。 ビニール製の30cm LPは重いし、ほこりが付きやすいし、キズがすぐにつくし、取り扱うのにかなり神経を使います。 一方、新しくできたCDは軽くて、かなり乱暴に扱っても大丈夫で…

レコード史 10

1970年代末から1980年代に入るころは、未だ家庭のなかでステレオオーディオ装置は大きな顔をして存在していました。 しかしカラーTVが居間の中心に置かれ、VHSのビデオカセットデッキがTV受像機の横に置かれ、1983年以降にはファミコンが…