私の大発見!

池上本門寺でSlowMusic SlowLIVEというコンサートを楽しんでいるうちに気がついたことがあります。
ロックではないので 大音量ではなかったのでが 野外ですから、会場を通りすぎる風と音が体を包み込みます。
「音楽を体で感じている」ということを突然実感しました。 メチャメチャ気持ちいいんですよね。

通常私達はヘッドフォンで音楽を聴くということに慣れてしまっています。 ヘッドフォンで聴く音楽というのは耳より上の頭というか脳の部分で聴いているような感じがしませんか。

私の年代の音楽体験は居間でやや大きなスピーカーを組み込んだオーデイオ装置を使ってレコードを聴くというところから始まりました。 家族に「少し音を下げなさい!」といわれながら それでも少しずつ音量を上げて気持ち良くなったものです。
レコードを聴くということは家庭でもかなり大きな音量が常識でした。
でも音が大きいと何で気持ち良くなるのかは当時(約50年前) 私は わかっていなかったのです。
それが池上本門寺の野外ライブで 突然 わかったのです。
音楽は耳で聴いているだけではないのだ!
体で感じていたのだ! ということなんです。(笑)

ここからは若干 表現が下品になりますけれど お許しください。(笑)

音楽は楽器が出した音が空気を振動させつつ 私達の耳に届くということですよね。
ところが空気の振動は私の耳の鼓膜を振動させるだけでなく、私の体のあちこちをも振動させます。
 20世紀の中頃から使われるようになった電気楽器と音響装置(PA)は耳に振動を伝えるだけではなく、体の各所を振動し かつ 刺激することを 目的としていたのだ と初めて気付きました。
重低音の大爆音は音楽的に必要なだけではなくて、私達の体の各所にある性(セックス)を感じさせる神経を 刺激する為にあるのだと わかったのです。
「ナーンダ!ロックは 全身用のバイブレーターなのだ!」
そういえば若い時から ついこのあいだまで 私は赤坂MUGEN、ジュリアナ、マハラジャ、イエロー エイジア等々ディスコやクラブに足繁く 通っていたのですが、最近は足が向きません。
「年だからなあ!」と単純に考えていたのですが、 私の大発見による理論で説明すると、「クラブでの大音響で 私の身体に刺激を与えても 老化してしまった私の性(セックス)に関係する神経が反応せずに 単に 耳のなかの鼓膜に振動が伝わるだけなので 昔のように 気持ち良くならないから クラブやディスコに行く気がしない。」ということなんです。(笑)

こういう考え方は 純粋音楽ファンからおこられそうですが、私は「大発見した!」と思っています。