着うた 47秒 その2

最近の私は、昨日のブログでまとめたようなことをロック系、シンガー・ソング・ライター系のミュージシャンの所属している事務所の社長さんやレーベルの責任者、プロデューサーや直接ミュージシャンに会って話しをしています。前にも書きましたが、私は確信を持っているので、口には出しませんが「私は正しいことを言っている。私の考え方に全ての相手は賛成する筈だ」という気分で話しをするので、相手にとっては「ウットウシイ」存在になっています。(笑)そのうえ業界のなかで、私はいまや「長老」に分類される位置に居ますから、あんまりじゃけんにもできず、相手は対応に苦慮することにもなります。(笑)

状況はこんな感じなのですが、時代は確実に「私の言っている方向」に移っています。今年のグラミー賞の結果はヒップホップ、ラップの退潮が明らかになってきているし、美しいメロディーをもつカントリー系のミュージシャンが躍進しているようです。グラミー賞のTV中継を見ていた人から聞いた話しですが、ロック・アルバムの賞をとった「レッド・ホット・チリ・ペパーズ」が受賞のスピーチで「おい、みんな!ロック・バンドをやんなよ!」と呼びかけたのだそうです。(笑)

音楽の流れは大きく変化しはじめていますから、それに上手に対応したいのです。「流行の変化はスカートの丈(たけ)(長さとか高さの意)の変化と同じだ」という言い古された言葉があります。「歴史は繰り返えす」という言葉もあります。

曲がどんどん長くなって、ユーザーが追っかけきれなくなって「サビ」だけしか認識できない、というとことまでになっています。しかし、流行は「短い」シンプルな「美しいメロディー」を持つ曲がいいという反対方向に移りつつあるというのは言いすぎでしょうか?長く続いた「ロングスカート」の時代が、そろそろ終わって「まぶしいミニスカート」の時代が目前に来ていると思っているのです。(笑)

とはいっても今日現在は「長い曲」「むずかしい曲」の全盛期であることは間違いありません。そろそろ「ミニスカート」の時代ですよ!とロック系やシンガー・ソング・ライター系のミュージシャンにささやいても、すぐには、その方向に動いてくれないのもわかっています。(笑)それで私は乱暴ですが、「ミニスカート専門セレクトショップ」ではなく「着うた 47秒 セレクトショップ」をオープンすることにしました。
(つづく)