mF247とAmazon e託販売サービス

「個人のクリエーターが今よりもっと快適に活動できるようになることが“クリエーター大国”になるには必要なことだ。」という認識があって、内閣府知財戦略本部がテジタルワーキンググループの中で色々議論をして、私はその参考人として呼ばれて参加してみたらその中身が面白いのでそれを紹介しています。ところで今日はその紹介を一日だけ休みます。昨日Amazonが「Amazon e託販売サービス」の記者発表会を開き、私がそこに呼ばれて話しをしたのでそのことを書きます。

Amazon e託販売サービス」についてはニュースで取り上げられていますから、詳細は<こちらのリンク先>を見て下さい。

私は「e託販売サービス」が「個人のクレエーターや小さな創造集団にとってチャンスを非常に高める」と話しをしました。今迄は一個人のインディーズレーベルがCDあるいはDVDをリリースしたとしても一般ユーザーの手の届く範囲にその商品は存在していなかったといってもいいでしょう。しかしこれからは一般ユーザーはmF247のサイト上でその音楽を試聴できるし、無料でダウンロードして、もしも気に入ったらそのページからAmazonに飛んでCDないしはDVDを購入できるようになったのですからインディーズレーベルは一般ユーザーの手の届く範囲に商品を並べることができることになったわけです。

これって大変なことだと思いませんか?

mF247e託販売サービスが複合したことで新しい波が作れる筈です。ロングテールがますます延長されヘッド部分がもっと大きくなる筈です。インディーズで活動している人、しようとしている人達に次々と最新型の武器が提供されはじめました。

「インディーズの戦いはせいぜいゲリラ戦だよね。」と既存のメジャーレーベルは考えていますが、最新型の武器がゲリラに渡ってしまったのです。

「さあどうする。メジャーレーベル!」(笑)