新感染
「朧の森に棲む鬼」(オボロのモリにすむオニ)を新橋演舞場で見ました。
作者は劇団☆新感線の作付作家・中島かずきで演出はいのうえひでのり、主演市川染五郎です。
よくわからないのですが、この3人のコラボレーションを“新感染”と呼ぶのだそうで、なかなかいいネーミングです。(笑) この作品は「いのうえ歌舞伎」といってみたり、「新感線的チャンバラ時代劇」だといったり「時代劇アクション」ともいってるし「メタルマクベス」ともくちばしっています。(笑) まあ実に内容たっぷりで舞台の上でここまでサービスをしてくれるのを見たのははじめてです。 芝居世界の才能ある人達が本気になってエンタテイメントを追求するとここまですごいものを作ってしまうのだと感嘆しました!
私の隣りの席にいた品のいい老婦人と話しをしたのですが、(私より10才ぐらい年長の方でした)「染五郎を見にきたのに、想像していたものと全く違ってビックリしました。 これはミュージカルですよね? でもこれはこれで楽しめましたわ。」とニコニコ笑って席をたって行きました。 「ウーン!日本のお客さんの許容度もどんどんひろくなっているなあ!」でした。(笑)