浜岡原発 全面停止
浜岡原発 全面停止
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5月6日 菅直人首相が緊急の記者会見をして 浜岡原子力発電所にある
全ての原子炉の運転を停止するように中部電力に要請したと発表しました。
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福島の原発が 東日本大震災による津波で壊滅し その事態の収拾が
2ヵ月たった現在にいたっても目途すら立っていません。
日本のエネルギー政策とそのなかに占める原発の位置付けを
どうするのかを早急に検討すると言っていながら 目の前の福島原発
の処理に忙殺されて なにも手が付けられていません。
一方で 東海地震の起こる確率は高いと警告されているのですから
何もしないで 福島原発のような事態が発生することを懸念して
政府、国会での論議を経ずに 菅直人首相は中部電力に運転停止を
要請したのでしょう。
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5月7日の主だった新聞の反応は それぞれの新聞社の性格というか
社風どおりでした。
今の日本で 政治は何を最優先にすべきかを考えたときに
浜岡原発が事故を起こすことを何としても予防しなければいけないと考えるのか、
菅政権の退陣こそが喫緊の大事だと考えるのかの差のようです。
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一度 原発の安全性が損なわれてしまったのですから もう二度と原発推進を
試みることは出来なくなったと考えるのが普通です。
つまり 浜岡原発の再稼働は津波防護壁が完成したとしても 可能性はとても少なく
なりました。
とはいっても 代替エネルギーが原発に代わる段階に来てはいませんから
日本のエネルギー不足すなわち電力不足は深刻で 経済成長なんかとんでもなくて
経済は マイナスの方向にまっしぐらに進むはずです。
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「この世に いい事ばかりはない。」は真実で いい事の反対側には 悪いことが
必ず隠れています。
戦後66年間 技術の目覚ましい発達とともに経済発展のみを国全体で志向し
それに成功しましたが ここにきて反対側の悪いことが噴出しています。
しかし、この「いい事も 悪いことも」 たったひとつの価値観 イデオロギーである
「資本主義」それも極端に変質した「アメリカ資本主義」を価値の基準とした場合
ですから、この際少し「アメリカ資本主義」から距離を置いて、
つまり 経済成長をゆるやかにするのもやむを得ないと覚悟することも選択肢
の中に入れれば 今のように 国中がヒステリーにならないですむのだとおもいますが。