昨日の続き

昨日は大変失礼しました。

最近の音楽は何だか「面白くネーナ」、「セクシーじゃないな」と思っていて、つい暴言をはいてしまったのですが、こういう言い方って何だか、定食屋の「おやじ」の愚痴っぽいしゃべり方と似ていませんか?(笑)

おやじ「おや、久し振りだね。」
若い客「忙しくってさあ。毎日ハンバーガーか牛丼ばかり食ってるよ。」
おやじ「駄目だよ。あんなもんばかり食ってちゃ。人間の食べるもんじゃないよ。」
若い客「時間が無いから チョコチョコっと腹をふくらませるには便利だよ。それに安いしさ。」
おやじ「あんなもん食ってたらパワー付かないよ。味だって甘いだけなんだから。あんなもん毎日食べていたら舌が馬鹿になっちゃうよ。」
若い客「判ったよ。明日もこの店に顔をだすよ。」
おやじ「うん、そうしな。」

私はこの定食屋の「おやじ」の気分です。(笑)

ヘッドフォンが便利なのは十分わかっています。そしてヘッドフォンで楽しむというスタイルを今さらなくすことのできないことぐらい良くわかっています。ファーストフードが便利で、これを世の中からなくそうとしてもなくならないでしょう。でも一方でちゃんとした料理を作る人が存在し、それを楽しむ食文化もあります。

音楽も同じです。

今さら、家のなかに大きなステレオオーディオ装置を備え付けることはできないでしょう。そうだとすれば、本当の音楽をしりたければ、あるいは楽しみたければ やっぱりライブやコンサートにチョクチョク行って欲しいなあ!ライブやコンサートに行ってドンドン、ズンズンを十分に体で感じて下さい。ヴィオリンの最微弱音を皮膚で感じて下さい。音楽は耳だけで感じるものではなくて、体中のあらゆる神経を総動員して感じるものなんです。