2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

レコード史 8

1970年代にアナログ技術が最高度にまで進化し、新しいAV機器が つぎつぎに市場に投入され、私達の家庭に 入り込みました。 その技術が おもってもみなかった 変化・変質を音楽にも与えました。 カラーTVが 各家庭に入り込んだ時期に、アイドル歌手と…

レコード史 7

1970年代は 日本の音楽シーンが 史上 最も輝いた時期でした。 オーディオセットが 家庭に普及して レコードで音楽を楽しむことが 普通の人でも可能になりました。 1966年の 「ビートルズ」 の武道館公演以降、海外大物アーティストのコンサートも 続…

レコード史 6

1968年の8月に私は創立したばかりのCBSソニー(現ソニーミュージック、SME)に入社し、営業に配属され、簡単なトレーニングを受けたあと、仙台に赴任しました。 担当は私一人で 地域は東北6県という ずいぶん乱暴な使命を与えられました。 東北…

レコード史 5

このところ私の書くブログはやや「クドイ」感じがします。 「1950年代にLPやシングルが世の中に出回りはじめた。」とシンプルに書いてしまえばよいのですが、私のブログを読んでくださっている方は、私よりずっと若い人が大部分なのだろうから「世の中…

レコード史 4

1950年代の中頃から シングルやLPというレコードが 日本の家庭にも徐々に入ってきました。 ほぼ同時期に TV放送もはじまりました。 一般家庭では オーディオセットの購入が先なのか、TV受像機の購入が先なのかは それぞれの家庭の嗜好や 教育方針…

レコード史 3

この数日 私は音楽の中身や質や内容を無視して「音量の増大が音楽を発展、発達させてきたのだ。」ということを書いていますが、これが非常に片寄っているということは自覚しています。(笑) しかし20世紀の初頭までは「レコード」がなかったのですから、…

音楽と技術革新 3

技術革新あるいは楽器の大きな改造がされたあとは、意欲のある作曲家は刺激を受けて、その効果を実証しようと、最大限の努力をはらい 新しい試みを挑戦して曲を作ります、 聴衆はその斬新は作品に驚き高い評価を与えて称賛するか、音量が大きすぎるとか、音…

音楽と技術革新 2

昨日はレコード史を中断して、新説又は珍説“音楽の発展の歴史は音量の増大をひたすら求め続けた結果である”をご紹介しました。 思い付いたことを書いたので、資料にあたってキチンと検証してませんから、正しいかどうかは保証できません。(笑) ここ数年「…

音楽と技術革新

レコード史1.2と書いているうちに、バッタリ止まってしまいました。 私はいつも書き始めると、本来書く筈の主題に関連はしていても 本筋とは関係のないことが頭に浮かび、それが自分では面白くなって、今 書かなければいけない主題に対する興味が突然失せ…

レコード史 2

今年はモーツァルト生誕250年を記念して、世界各地でモーツァルトに因んだ音楽祭が催されたり、日本でもモーツァルトの生涯を見直すTV番組が企画されたりして、あらためて注目されています。 モーツァルトが生まれた1756年から 35才で亡くなった…

レコード史 1

「タマゴが先かニワトリが先か」という問は、あらゆる問題に ついてまわります。 音楽と音楽再生技術の関係にも、この問は あてはまります。 エジソンが円筒式のレコードを発明し、ベルリナーがそれを円盤式に改良しました。 そこに音楽を収録しようと考え付…

直島 2

625HIROさんに先まわりされてしまいました。(笑) 直島の美術空間は「ベネッセハウス」と名付けられた宿泊設備をもった美術館と、2004年に完成した地中美術館と自然環境のなかに置かれている展示空間と、町中(まちなか)にある民家を展示スペー…

瀬戸内海 直島

10月中頃に、私は瀬戸内海の直島を訪れました。 直島は地図で見ると 岡山県に殆どくっついているのですが、行政的には香川県に属しています。 「なんでだろう」と思いますが、香川県に属することが決まったいきさつが面白いのですが、話がいつものように長…