「インターネット的」の1

ビジネス雑誌「プレジデント」の7月17日号に「WHAT IS WEB 2.0?」という特集がありました。「注目の『国産』2.0 企業」という特集の中の特集に私が昨年立ち上げた「mF247」も「奮闘する国内ベンチャーのひとつ」として取り上げられました。自分の創った会社と自分のインタビューが載っているのですから、当然それは読みますよね。(笑)
そのあとでページをめくったら「特別コラム:誰もがコンテンツ化する時代がやってきた。糸井重里」という見開きのページがでてきました。当然、私はこれも読みました。

WEB 2.0 って名前を付けて、その名前から仕事を作っていこうということじゃないですか。」とか「ブログって寿命があるんです。一人の人間がアウトプットし続けるのは一年が限度でしょ。」とか「ロングテールなんかアンチエスタブリッシュメントではなく、新エスタブリッシュメントです。反乱軍の王様って人気があるのですよ。」

といった感じで、「ほぼ日刊イトイ新聞」は、最近のWEB 2.0 風潮と一緒にされてたまるものかという意思を明確に表明したコラムでした。とても参考になったのですが、このページのなかで「インターネット的」糸井重里著 PHP新書が写真付きで紹介されていました。

2001年にPHP新書より発売。「ほぼ日」を立ち上げてから3年間のネット経験から考えたことをまとめた本。最近になって、「ウェブ2.0 」時代の到来を予告した書として読まれるようになった。 取材時に差し出した本のカバーに「あっち」と書いた糸井氏。「みんなが考えている方向には行かないんじゃないの?」という意味らしい。

インターネット的 (PHP新書)

インターネット的 (PHP新書)

「最近になって「ウェブ 2.0」時代の到来を予告した書」というところが気になった私のスタッフがこの本を買ってきてくれました。7月26、27日の土日にこの本を読みました。
「タマゲました!」
糸井さんが「ほぼ日」をはじめたのが1997年です。そして、その経験をまとめて本にしたのが2001年ですから、もう5年になります。「ITの世界はドッグイヤー」といわれていますから、糸井さんが「ほぼ日」をはじめてから、もう10世代経ったことになります。インターネットに出会った糸井さんは「インターネットを使って人と人をつなげることが自由にできるようになるのだから、大事なことは、それを使う人が、何をどう思っているのかによるのだ」と考えています。2001年というものすごい昔(ドッグイヤー計算)に糸井さんは現在を見通していました。
そういう意味でも「インターネット的」をお読みください。