再び 逆やまびこ現象

「逆やまびこ現象」と「逆やまびこ効果」などということを 数日前に4回も書きました。
読み返してみると、「なんと 判りにくい文章だろう」とおもっていました。
今日 朝日新聞(東京版)15ページに 銅版画家の山本容子さんが 「仕事力、世界のすべては等価である」 というコラムで語っていることが 私が書きたかったことと同じことを 実に短く分かり易くまとめていますので引用します。

情報や広告の発達によって、私たちはいつの間にか大切な価値判断を外に任せるようになったと残念に思っています。
失敗とか成功といった判断だって、本当は自分で決めればいいことだし、(中略) 声高に喧伝 (けんでん) される単純な「ものさし」に 自分の人生をあわせていくのは、あまりにも惜しいと思います。 (以下略)

「逆やまびこ現象」 と私がいうのは、山本容子さんのいう 「大切な価値判断を外に任せるようになった」 ということと同じなのではないかと思うのです。 自分の価値は自分が主題を決めて、それを達成する過程を自分で採点すればいいのに、他人の評価 あるいは他人の 「ものさし」 が高く評価すると、自分の評価を 自分で 更に上げてしまうという現象 をいいます。
つまり 「最も大切な価値判断を外に(他人)任せるようになってしまった。」 のです。
これでは 「自分の人生を自分で創っていく」 なんてことが できるわけない ではありませんか!