ヨーヨーマという人は、たいした人です

手帳とカメラと携帯を入れたバックをなくした話を昨日書きました。

そんなわけで一日中沖縄の自宅にいたんですが、沖縄での仕事は電話で片付けました。
電話で片付けられるなら東京でも良かったじゃないかと気が付いたのですが、動揺していたのだからしょうがないと、自分で無理やり納得。

深夜、NHKでヨーヨーマのドキュメンタリー番組を見ました。
 
西はヨーロッパからクルド、イラン、インド、ウイグル(もっとたくさんの地域が含まれています)中国、日本迄のシルクロードに沿ったそれぞれの伝統音楽のミュージシャンを集めて"シルクロード アンサンブル"を結成し、他の地域のミュージシャンが他の地域を訪問し勉強して、それを毎年ヨーヨーマが主宰するワークショップに持ち込んで作品を練り上げるという、おそろしく気の長いプロジェクトをもう4年もやっているという番組です。

その結果が NHK特番の新シルクロードに使われているし、たしかCDにもなっている筈です。 

ヨーヨーマは、それぞれの地域固有の伝統文化といってもシルクロードに沿って、お互いに影響しあっていることがわかったし、イランの音階にヨーロッパのバイオリンやヨーヨーマのチェロを合わせる(とても難しそうです)ことによって全く新しい音を作ることができたことを喜んでいました。

ヨーヨーマは、イランの音階にヨーロッパのバイオリンやチェロが合わせていったり、もちろんその反対のこともあるわけですが、お互いに影響し合うことを認識して、そして新しいものが生まれて来るこの"シルクロード アンサンブル"が、世界平和の一つの形だと言っています。
ヨーヨーマは、この"シルクロード アンサンブル"のメンバーみんなが世界平和のために働く親善大使だと言っています。

世界平和というのは、こういう相互信頼と新しいものを作るという情熱から生まれるんだというヨーヨーマのメッセージは、私を含め視聴者に伝わったと思います。

今、ヨーロッパ、クルドイラク、イランを始めとして、シルクロード周辺が紛争地域になっています。解決はとても難しいでしょうが、音楽の力で世界平和を実現しようとする ヨーヨーマのメッセージはとても私の胸に響きました。

ヨーヨーマという人は、たいした人です!!