ミハイル・プレトニョフ & チョン・ミョンフン効果

22日に沖縄から、東京に戻ったことは、昨日書きました。

打ち合わせをしているうちにオフィスを出なくてはならない時間になりました。渋谷区初台の東京オペラシティーで東京フィルの定期コンサートが7時から始まるのです。今月はミハイル・プレトニョフが指揮をします。プレトニョフはロシア生まれで、ピアニスト、作曲家、でもあるのです。

東京フィルは最近、チョン・ミョンフンと良好な関係を築き上げオーケストラの実力がどんどん向上しています。チョン・ミョンフンは一年に3回も東京フィルを指揮しているので定期会員が増え続けています。そこにプレトニョフが加わりました。プレトニョフは今年の一月にも、指揮していますから半年で、又、来てくれたわけで、東京フィルとの良い関係がうかがわれます。

チョン・ミョンフンと、プレトニョフは、全くタイプの異なる指揮者なのですが、この二人が指揮をするときは、東京フィルのメンバーの集中力が、異常に高まっていることがわかります。そして集中力の高まりが観客にも伝わってコンサートが盛り上がります。

最近の東京フィルの素晴らしさは、この二人の指揮者でない他の指揮者の時でも、何とか自分達で集中力を上げて、演奏しようとする姿勢が伝わって来ることです。つまり、集中力を上げて演奏すると、自分達も楽しくなるということを、メンバーが覚えたのだと思います。