急成長可能なソフトビジネス

日経新聞のサーッカービジネスの特集記事を読んでいたら 約10年前のプレステのゲームソフト「F1」の発売延期のゴタゴタを思い出しました。
「F1」のレーシングゲームソフトをプレステのヨーロッパの現地ソフト会社が「F1・主催者」と契約しゲームの開発が終了して いよいよ発売という直前にストップがかかったのです。
その頃「F1」の主催者と各レーシングチームが収入の分配をめぐってもめていました。 各レーシングチームは「要求が通らなければ、別のレースを創設するぞ。」と脅しをかけていた時期ですから「F1・主催者」もゲームソフトの発売なんかで各レーシングチームとの関係を壊したくなかったのだと思います。

この春行われたワールドベースボールクラシックWBC)も同じですよね。大リーグのチームによっては 収入を考えるとレギュラーシーズンを重要視しましたから、アメリカはドリームチームにならなかったし、松井選手もその流れで日本チームに参加できませんでした。 オリンピックがプロ選手の参加を認めるようになって 当然参加すると思っていたバスケットボール、アイスホッケー、ベースボール等の花形プロプレイヤーが最近では 不参加であったことに 私はビックリしたのですが、欧米のスポーツビジネスは常に巨大なお金が動くだけに、当然起こるわけです。

私の関係しているゲームのジャンルでスポーツゲームはとても大きな位置を占めているのですが、スポーツビジネス全般がどんどん大きくなるに従ってゲーム化権の許諾を得る為の契約金が高騰して採算がとれなくなってきたとゲームソフトの開発会社は悩んでいます。

いろいろなソフトを世の中から見つけ出したり、創り出したりして それを媒体、メディアに載せて大きくしてビジネスにしていくというソフトビジネスは短期間に急成長する可能性があるだけに、このビジネスに多くの人達が集まってくるのです。