グローバル 対 ローカル その1

夕方、品川方面で音楽業界で大活躍中の方々との小さな食事会がありました。
品川で開いたのはスケジュールの都合で今日中に大阪に戻らなければならない方がいるので、新幹線に飛び乗るのに都合がいい場所を幹事が選んだのです。

話題は軽い物ばかりで、楽しかったのですが、最近のソニーの不振と株価についての話しになり、話しの流れで音楽を含めて、ソフトビジネス会社の上場の是非論に話しが進みました。

アミューズの大里会長が、『上場してから、海外との仕事をするのがすごく楽になったし、スピードが早くなった。』とまことに注目すべき発言がありました。

確かに上場していれば、会社の内容は完全に公開されていて、自己紹介の手間が省けるわけです。
ある程度信用されるまで、時間を使い、費用をかけてから、ようやく初期の目的の話しに入るのが普通のソフトビジネス手順ですが、海外の人達との交渉をする際、上場していると、それがかなり短縮できているという大里会長の話しと、最近のアミューズの仕事のスピードとの関連性を結び付けて、納得できたのでした。

『でもなあ、俺のやっている音楽は、日本国内が中心だしなぁ・・・』と帰りの車の中で、ブツブツつぶやいていたのですが、2,3ヶ月前に読んだ『J-ポップとは何か』烏賀陽弘道 著(うがやひろみち)を思い出しました。

以下次回

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)