社員30名の大会社って創れないものか?

昨日の続きです。


意志が統一されている30名ぐらいの社員で、利益がちゃんと出ている会社が理想です。

会議なんかしなくても、立ち話で大抵のことは決まるし、メンバー全員になぜか伝わります。

猛スピードで、物事が進行しますから、後ろ向きの発言をするヒマもありません。

そんな時って、世の中に数多くある、大会社が 『馬鹿』 に見えます。


大会社というのは、社員の人数が多いのが普通です。

社員の人数が多くなれば、会議が増えます。

立ち話しで決められることを、会議で決めるようになります。

その会議を無事に開催し、終了させる為に、予備会議を開きます。

予備会議の前に、関連セクションの顔がつぶれないように、打ち合わせがいくつも開かれます。

そうして、ようやく会議が開かれるのですが、トップから 『NO!』 が出たら大変です。

また、一(いち) から同じように、いやそれ以上の打ち合わせと予備会議をしなければなりません。

こういう過程を経て、ようやく決定が出たら、全員に周知徹底させる会議を開かなければなりません。

会議に出席していたメンバーは、疲れ果てて会社が終わったあと、居酒屋に寄って、他部門や上司の悪口を愚痴って、一日が終わります。

大会社は、こんな流れで、毎日が過ぎていきます。

ですから、会社の理想は30人ぐらいなのです。
(私は音楽ビジネスの話をしています。他の業界のことは判りません。)


人間には欲があります。うぬぼれがあります。

そのうえに、まわりから 『前向きに生きろ』 とプレッシャーがかかります。

まさに、こんな、内からの悪魔のささやきと、外からのおだてに、私ものってしまいました。(笑)

昨日書いた、『落とし穴』 とはこのことなんです。

そして、気が付いたら、立派な大会社にしてしまったのです。(笑)

立ち話でもわかりあえていた30人の仲間達が、わかっていない、圧倒的な多数の社員の、海の真ん中で溺れています。

大会社というのは、そんなものです。(笑)