“注目本”『デジタル音楽の行方』がいよいよ出ました。

10月21日に予告した“注目本”がいよいよ出ました。
「The future of music」 は『デジタル音楽の行方』というタイトルになっています。(翔泳社
音楽業界にいる人、関係のある人、興味のある人、皆さんにとって必読書です。(本当です!マジです!)
で、当分の間この本からの我田引水をしますから、ご承知おきください。(笑)

何しろこの本のユニークなところは、まず背表紙です。

著者:David Kusek & Gerd Leonhard
訳者:yomoyomo
解説:津田大介

となっています。解説者名が表紙にクレジットされているというのはただごとではありません。
「何事か?」と思って本を開き、解説から読み始めるように読者を誘導しています。(笑)
読者はこの作戦にまんまとはまって、津田大介の解説を読む事になります。
しかしそれが正解なんです。今回の解説は解説の枠を大きくはみ出しています。

なんと9ページの大作です。

この解説9ページを読んでから本文に取り組んで下さい。
理解がより深まる事を保証します。

津田さんは、解説の最後のところで彼が昨年書いた『だれが「音楽」を殺すのか』(翔泳社)の続編をそろそろ書こうとしたところ、この本が出たのだから「(続編を書く事は)もう自分の仕事ではないな」と思っていると言っています。

そうなんです。つまり津田さんは9ページの解説の中に『続・だれが「音楽」を殺すのか』を圧縮して書いているのです。

従ってこの本は実は2冊分が入っているのですから「超お買い得」です。(笑)