デジタル音楽の行方

『デジタル音楽の行方』 (翔泳社) について書きます。

『はじめに』 からの引用

『本書は21世紀における音楽と音楽ビジネスについての本である。』

『我々は音楽を共有、寄贈、合作、交換する。
音楽はいたるところで手に入り、簡単で使いやすい形式で提供される。
水のように、音楽はいつでも、どこでも自然に存在するようになる。』


これがこの本のテーマです。

この本は、 『・・・すべきである。』 と主張しているのではなくて、インターネットや、その他のデジタルネットワークの進歩が 『この本のテーマのような世界に変わりますよ。』 といっていることにあります。

『音楽産業は何から何まで、より公平に、より大きく、そして良い形に再定義される。
企業の力により、仕切られるのでなく、ファン、アーティスト、そしてあらゆる種類の音楽コミュニティーがビジネスを運営するのだ。』

という結論が最初に提示されています。


私のように、長年音楽ビジネスに携わった人間だったら、『こりゃ大変!読まなくっちゃ。』 と思う筈です。


この本に書かれていることは、夢物語ではありません。


既に実際にテクノロジーが可能にしていること、実際にビジネスが成功しはじめていること、をきれいに整理し、それに意味付けをしています。

ですから、音楽業界の人にとっては、とても読みやすいと思います。


解説の津田大介さんは、こんなコメントをしています。

『アーティストは全員この本を読むべし。』

『レコード会社の人間は絶対に読んじゃいけません。

理由はアーティストに希望を与えるけれど既存のレコード会社社員には、絶望しか与えないからだ。』 (笑)

でも安心して下さい。既存のレコード会社社員の次の働き口まで提案してくれています。(笑)


そうなんです。私のここ数年感じていたことが書かれています。

・・・で私は mF247 をはじめるんです!!

明らかに我田引水ですよね! (笑)

いよいよ来週 mF247 はスタートの予定です。

19日には前夜祭をします。

そして20日からスタートです。


デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方