長嶋茂雄さんはお元気でした

X'mas の25日昼にサントリーホールに東フィルのベートーベンの第9(合唱付)を聴きに行きました。
今日は東フィルの良さは述べません。
というのも 報告しなければいけないことが他にあるのです。
あの「長嶋茂雄さん」がコンサートに来ていたのです!
コンサートのはじまる直前に席につき、終わって観客が拍手をしているうちに退席してしまいましたから
殆どの人が気がつかなかったでしょう。
長嶋さんは 私の席に近かったので 私は気付きました。
いやあ、本当にお元気そうでした。 本当に見事に回復されたんですね。
隣の人と楽しげに会話をしていました。
相変わらず姿勢も正しく2時間近くのコンサートを楽しんでいるように見えました。
メデタシ!メデタシ!
その後 恵比寿のザ・ガーデンホールに向かいました。
L'ULTIMO BACIOの最終日をのぞこうと思ったのです。
前日の織田哲郎/柳ジョージの雰囲気がとても良かったので 今日も見てみたくなったのです。
今日は清水靖晃/藤原道山 ゲスト大貫妙子小沼ようすけです。
藤原道山は 最近その存在を私も知ったばかりなのですが、尺八プレイヤーです。
尺八だと 尺八奏者と表現するのが普通ですが、彼は尺八プレイヤーと表現したくなります。
尺八というのは 時代劇で虚無僧が深編み笠をかぶって尺八を吹きながら
急に刀を振り回して人を切るってイメージですよね。(ずいぶん貧困なイメージしか持ち合わせなくてスミマセン。)
ところが この藤原道山は20代のメチャカッコいい青年。
で 音楽も 明るくて現代的な表現をします。
本人もMCで言っているのですが 名前が若干重々しいので 巨匠(老人)と思っちゃうのですが、
とんでもなく 若い名人です。
ですから 尺八プレイヤーと私は表現します。
東儀秀樹さんが雅楽の笙(しょう)プレイヤーとして有名になりましたが
和楽器の奏者がどんどんPOPSとコラボレーションをするようになって音の楽しみ方の
はばが拡まっていることは、とても素晴らしいことです。
途中で大貫妙子さんの歌唱と共演に(これが実にしみじみとした空間を作りだしていました。)
彼の尺八の表現力がとても大きいことを実証しました。
その後は 清水靖晃さんです。
バッハの曲を サキソフォンで表現するのですが、まるでオリジナル曲になっています。
曲によっては パイプオルガンの様な効果をだしちゃうんです。
サキソフォン一本でこれ程の表現ができるのかとビックリしました。
アンコールで藤原道山清水靖晃さんの2人のコラボレーションがあったのですが
新ジャンル誕生です。
色んなことをやってみるもんですね。