ニーベルングの指環 

''高校時代話し'' が続きました。

読み直してみると本人 (私) はその頃を思い出して、異常に盛り上がっているのですが (笑) 周囲は白けています。

で、 ''高校時代話し'' は唐突ですが中断します。

いずれ続きは書きたいのですが。


で話しはオペラに移します。

マリンスキー・オペラ <ニーベルングの指環> 日本公演が1月11日から東京文化会館で始まりました。

第一チクルスは 

というスケジュールです。

ラインの黄金だけが、休憩無し2時間30分の上演時間ですが、 ワルキューレジークフリート ・ 神々の黄昏 はどれも5時間を越す大作です。

ニーベルングの指環> はリヒヤルト・ワグナー(1813〜1883) が

完成迄に26年もかけた4部作ですから、これを一挙に上演することは滅多にありません。


通常は4作のうちの1作品を上演します。

1作品でもそれぞれが独立していますから、それで十分ですが、4作品を一気に見ることのできる機会があれば見てみたいものだと以前から思っていました。

正月が終わってすぐにこれを見ることができるのですからハッピーです。(笑)


ニーベルングの指環> は <ニーベルング族のアルベリヒ> が <ライン川の川底に眠る黄金で造った指環> という意味で、

指環を作ることのできる者は、 『愛をあきらめて、権力を操ることを目指す者』 という決め事があります。


つまり 『指環』 には 『世界を自分のものにできる無限の力』 があるのです。

この 『指環』 をめぐって闘争、陰謀、殺戮、恋愛、肉親愛といった人間社会にある、あらゆるドラマが展開されます。

登場人物は、天上の神、地上の人間、半神、地底の種族と複雑を極めます。


第一作 『ラインの黄金』 では 『神々の世界話し』 であったのが、

第二作、第三作 と進むにつれ次第に 『人間の世界』 へと話しが移行します。

こういう作品ですから、舞台の設定を必ずしも神話時代にとらずに、

現代に置き換えるという演出もありうるわけで、ヨーロッパでは最近そういった演出が多くなっています。

でも今回の舞台は 『神話時代』 をベースにしていますから、

私のような初心者には、最適だと思われました。

5時間を越す舞台を見続けるには体力が必要です。


十分な睡眠とやや空腹であるというのが条件となります。

そんな準備をして、本日14日 『ジークフリート』 を見終わりました。

あと16日の 『神々の黄昏』 を残すだけです。