myspace その2

アメリカに、 myspace だけをベースに伸びているインディーズバンドが10ぐらいあると昨日書きました。

myspace の中の音楽好きの高校生が バンドに連絡を取ります。

『自分の街の小さな公会堂で 自分が主催してコンサートをやりたいんだけれど 来てくれませんか?』

『OK行くよ。』

バンドがその町に行ってみたら、この高校生は500人客を集めていて、5ドルの入場料をとって、2500ドルの売上がありました。

バンドは500ドルを高校生に渡して、

2000ドルの売上を手にしたわけですが、

バンドが驚いたことは、会場で販売した手作りのCDが沢山売れたことと、

Tシャツが沢山売れたことでした。

高校生は それを myspace で大得意になって書き込んだので、

次から次へと各地の高校生が コンサートの主催をし始め、それが myspace の強さと一緒になって、

そのバンドの成功の歯車が まわり始めたのだそうです。


これ迄のメジャーレコード会社に頼ってデビューするバンドは、

一つの大都市で成功すると その成功の波はその町を中心とした同心円が拡がる様な、成功の拡大の仕方をしたものですが、

インターネットが介在すると、その成功の仕方は 全国的に同時多発型になるようです。

で、最も面白いのは、CDが全国のレコード売場で売っていないのに、 ''バンドは成功の道を走り始める'' のがインターネット時代ならではですよね。

日本でもこんな愉快な成功例を作りたいと思っています。