「魔笛」

昨年末から今年にかけて東京での用事が多くて沖縄に戻ることが
できませんでした。
21日(土)午後3時から初台の新国立劇場モーツアルト
魔笛」を見てから羽田に行く予定にしていました。
御存知の様に東京は朝から雪で、各航空会社のダイヤが
乱れるほどの雪でした。


モーツァルトの「魔笛」というオペラは私はまだ見たことがなく、
今回がはじめてです。
前にも書きましたが、オペラを見はじめてまだ3年しかたっていません。
ですから演目をバランス良く選んでいるわけではなく、
東京で上演されるものを片っ端から見ているという段階です。


東京は世界中のどの都市とも違って、東京のオペラハウス
というのが、まがりなりにもできたのはこの初台の
新国立劇場ができてからのことです。
それ迄は日本では地元にオペラハウスがなかったので
オペラを見たければ外国の超有名オペラハウス、
例えば、ウィーン、ミラノ、ニューヨークメトロポリタン、等々の
歌劇場が引越公演と称し、超一流の主演歌手、超一流の指揮者、
オーケストラ、合唱隊、裏方さん等総勢400人ぐらいの
大部隊が開催する公演を見ることしかできませんでした。
こんな大部隊が来日し、一回の公演がわずか2000人キャパ
の会場ですから、どうしてもチケットの値段は高くなります。


そんなわけで若い時は、時間とお金がなくて
オペラを見ることができませんでした。
この年になってようやく余裕ができてオペラを楽しむこと
ができる様になったのですが、他のお客も事情は
同じなのでしょう、ファンというのは
大部分は私と同じ感じの人達です。
つまり年齢が非常に高いのです。(笑)