偶然の出来事

中目黒の駅の直ぐそばに ファミレス風のメニューをそろえた CAFEがあります。

昨日夕方、クロード・レヴィ・ストロースの「みる きく よむ」を何とか読まねばと
そのCAFEに入りました。
駅の近くだし、客席も多いので ちょっと長めに居ても 余り目立たないので 時々利用します。


本を取り出したら 隣の男女の会話が耳に入ってきました。

男は 業界風、でも感じは悪くありません。
女はモデル風、とてもきれいな人です。(歌手志望のようです。)
「これからは、CDを出すなんてずっと後でいいんだよ。
インターネットのダウンロードをさせて人気がでてきたら
その後で CDを出せばいいんだから・・・・・・・」
といった会話から 男の話しは 現在の業界の実状と分析、これからの展望と話しは
かなり専門的に展開しています。
他人の話を 聴くのは失礼だなと思いつつもつい興味がある会話ですから、聴いてしまいます。
女も、キチンとその会話についていっています。
「そのダウンロードサービスなんだけど 僕がやっているわけじゃないけど、
結構イケテルと思うんだ・・・・・・・」


「それって mF247の事でしょ?」

「それって 私がやっているんです。」
と その会話に割り込みたくなったんですが 自分をかろうじて押さえました。


ちょっとどころか かなりうれしくなって 本を読むどころではありません。
どうしても 顔がそちらの方向に向きそうで これはイカンと思い 気にはなりましたが
店を出てしまいました。(笑)


そんなわけで 「みる きく よむ」は 又 宿題になりました。
でも ハッキリいって この本は難解です!
本の帯に 「20世紀ヨーロッパ精神を代表する知性の一人が、人間的な魅力豊かに
「思考の快楽」にいざなう。」
とあるのですが、
「思考の苦痛」を味わっています。(笑)