混み合っているところには近付かない

できのいいやつにはかなわない

好きなことを一生懸命やるやつにはかなわない。
 副題 (嫌いなことを無理してやっても長続きしないからしたくない。つまり努力は嫌いだ。)


上の2点は子供のうちにマスターしたんです。 (笑)

大人になって社会に入って3番目の法則を発見しました。

『混み合っているところには近寄らない方がよさそうだ。』

ということです。

混み合っているところは、産業界であれ、学者の世界であれ

何の世界でも歴史があってメリットがあるので

沢山の人達が参入しているわけで、つまり成熟しているのです。

そういう世界では、新人はまずその世界のルールを学ばなければ

なりません。既に確立された解決法を使って仕事をしなければ

なりません。私の定義からすれば 『人が作った

解決方法を使う=努力』 ですから楽しいわけがないのです。

でも社会に入ってすぐだと 先ずは 『混み合っているところ』 に

放り込まれてしまいます。

自分の意思など誰も斟酌してくれません。あたりまえですが。 (笑)

まあ、そこで2〜3年はじっくり観察していればいいのです。

高校時代の苦い思い出がありましたから、

私は表面的には素直に上司の指示通りに仕事をしましたが、

『心はそこにあらず。』 『上の空』 です。


混み合っているところで異を唱えるのは大変です。

旧来型の解決法の権威が、自分の立場が揺らぐかもしれないので

まわりの子分を使って 『そんなことを言うなよ。』 と必ず言います。

『今迄これでうまくいってきたのだから、それでいいじゃないか。』

それでも抵抗して新しいことを試みようとすると

『それがうまくいくと、誰が保証するんだ。

失敗したら俺達は知らないぞ。お前責任とれよな。』 と脅します。


ですから2年の観察の結論は

『混み合っているところには近付かない』 です。 (笑)


ところが若い人達の多くは、憧れ成熟した業界に入って

既に人が作って確立された解決法を自由自在に使いたい

という願望か強いのです。先人と同じように振舞いたいのです。

『塾』 で習ったように人の解決法を早く取り入れたいのです。

私の定義でいえば努力しちゃうんですね。 (笑)


メインの市場 (成熟した市場) = 偏差値の高い市場

ということのようで、自分は優秀だから偏差値の高い市場

を担当したいと思うようです。

自分が解決の筋道を見つけるより、見栄えのする場所に

人に連れて行ってもらうことのほうが楽しいのでしょうか?


私はそんな人達に 『君はマゾか?』 と聞きたいのです。 (笑)