「流行」「はやり」

「流行」「はやり」というものは ストリートから発生するものだと 私は固く信じています。


若者は普通、たいしてお金がありませんから 安い素材を上手に組み合わせたりして、
「自分にはセンスがある」(本当にそうかどうかはわかりませんが)と言い張って
徒党を組んで「流行」「はやり」にしてしまいます。
ですから 大人が 眉をひそめる行動や ファッションを身に付けるのは お金の無い若者の当然の行動なのです。 
時間がたって 大人も「まあいいだろう」と認めてしまって眉をひそめていた大人のなかの軽い大人が 
チョッとまねをしたりして (私もそんな軽薄な大人の一人ですが) 流行は定着します。

「流行」「はやり」はそんなプロセスで発生するものだと思っているのですから、金のない
筈の若者が「ブランド品」をぶら下げているのが不思議です。
TVの番組で どう見ても「カッコイイ」とは思えない中年の「女性タレント」「女優」が
「私はシャネラー」だとか言って「部屋に未だ袖を通していない洋服が沢山ある。」と
いった会話をしているのを見ていれば、若者がその人達と
「同じファッションを絶対しないぞ。」と普通は考えるのが自然だと思うのですが。(笑)


私はここのところ少し「ブランド」について書きすぎています。(笑)
「ブランド」が好きな人をとやかく言うつもりはありません。
私には全く興味がないからです。(笑)
で、私はなにに興味があるかと言えば
『大してお金が無いけれど 安い素材を上手に組み合わせたりして”自分にはセンスがある” と言い張って 
小さな徒党を組んで 小さな「流行」「はやり」にしてしまう』というプロセスが面白くてしょうがないのです。(笑)