ユーリ・バシュメット その2

昨日の続きで「ユーリ・バシュメット話し」です。
ユーリ・バシュメットはこの日、ウェーバ作曲のヴィオラ
オーケストラのための曲(10分程)をヴィオラを演奏しながら
指揮をするという難しいことをしたのと、シューベルト
交響曲第5番チャイコフスキーの第6番「悲愴」を指揮しました。
東京フィルの全演奏者(特に弦パート)が完全にユーリ・バシュメット
を尊敬しているからでしょう。
まるで全員がユーリ・バシュメットになってしまったような感じで、
完成度の高いかつ上品な音楽を聞かせてくれました。


コンサートはこれがあるから(期待しないで会場に行って
見たら物凄くいい演奏に立ち会うことができることがある)
やめられません。
クラシック、ロック、ポップスといった音楽だけでなく
芝居でもスポーツでもあらゆるジャンルのライブには
そういう奇跡が起こって感動を与えてくれることがあります。


私はずいぶん長くレコード会社で仕事をしてきましたが、
やはり「ライブが一番だなぁ」と思うのです。