会社

普通、『何かの会社』 を興そうと考える人はその 『何か』 をやってみたい

と思うから会社を作るのだと思うのですが 違いますか?

そしてその 『何か』 が面白そうだから 『応援してみよう』 と思う人が

その新しい会社に投資してみようと考えるのだと 私は思っているのですが 違いますか?


私は 『会社』 というものは こんな感じで興されるものだと思っています。

昔のことは知りませんが、ソニーもホンダもイトーヨーカ堂

創業者は 『何か』 をやってみたくて、会社をはじめ、 応援する人は

『面白そうだから』 と思って投資して会社は発展しました。


どんな会社も 『何かの産業』という 『くくり』 のなかに位置しています。

そして 『何かの産業』はそれぞれの産業の 『勃興・成熟・衰退』

から逃れることは出来ません。


しかし 『会社は成長しなければならない。』となぜか決められています。

まして、上場会社は 『成長することが義務である。』 と市場関係者は言います。

ですから、上場会社の経営者は 『これこれ、こういう施策をしているから

将来も成長は間違いありません。』 と言わなくてはなりません。


成功した創業者はもちろん優れた経営者ですから

自分の興した会社の属する産業が 若くてまだ成長力があるのか、

それとも成熟期に入ってしまっているのかを判断します。


成熟期に入ってしまったことをかんじると 優れた経営者は勢いのある時に

次の時代に来るであろう新しい産業 に投資し、会社の生命を生きながらえさせます。


成熟期に入っているということは 『もっとも輝いている時期』 でもあるのです。

成熟期か いまだ成長過程なのかどうか は あとから見れば 『ああ、あの年が

ターニングポイントだったんだよな。』 なんて簡単に言えますが、

その時代の真ん中にいる人には判らないのです。