昭和史

ずいぶんブログを休みました。

私は このゴールデンウィーク中、沖縄に戻ってのんびりと過ごしていたのです。
沖縄に 毎週毎週戻っているのは 窓を開けて 風を部屋に通すだけで 気温が高くても
快適な気分になれるのが 東京での生活の長かった私には とてもうれしいのです。

4月の終わり頃、日経新聞の「私の履歴書」という連載コラムに宮沢喜一が 彼の首相
在任当時も その後の橋本龍太郎首相当時も、「重要な情報」が首相には届かなかった
という記述があって「ビックリ」したと書きました。「こういう事」って「まずいんじゃないの?」ですよね。
でも 何となくしょっちゅう起こっているんだろうなという気もするわけです。


今、私は 30人位のチームで「何か」をはじめるのが 一番いいのではないかという事を
毎日考えているのですが、それとは全く違う官僚組織とか 大会社の組織とかは どうなっていくのだろうかと考えもするわけです。

日本の歴史上 大組織化してしまって それが大失敗に終わったのは 1945年の敗戦
以前の日本軍という組織であり、日本政府という官僚組織だったことは ハッキリしている
わけなので「昭和史を少し勉強してみようかな」と「昭和史」関係の本を3冊もって沖縄
に来ました。

1. 中村隆英(ナカムラタカフサ)著 昭和史Ⅰ  1993年1月4日発行
2. 半藤一利(ハンドウカズトシ)著 昭和史   2004年2月10日発行
3. 橋本治(ハシモトオサム)著  二十世紀(上)2001年1月30日初出

「昭和史」を考えてみようということで どうしてこの3冊かというのに特別意味があるわけではありません。 


中村隆英の「昭和史」は1993年の発行当時評判だったので 買ったのですが 簡単に
目を通しただけで 何も頭に残っていません。 でも 私の寝床の横には小さな書架があって 16年たった今でも片付けずに置いてあったのです。
まあ無意識ですが いつかはキチンと読もうと思っていたことは確かなのです。
で、今回読もうと思ったのですが 買ってあるのは 昭和史Ⅰだけで 昭和史Ⅱは買って
なかったのに気づいて 読み始める前に買っておこうとアマゾンに注文を出しました。

そうしたら 例の「中村隆英をお読みの方は 半藤一利の昭和史をお買い求めになっています。」というシステムにまんまとひっかかって「半藤一利 昭和史」を買ったというわけです。(笑)

三冊目の橋本治の二十世紀(上下)は上記二冊がかなり重厚な著書に思えたので、視点の
違う歴史観と文体が楽しめそうなので選びました。(続く)