昭和史 その2

私は「昭和史」を勉強して 日本の将来を考えようというのではありません。
単純に「小さい」がいいのか「大きい」がいいのかを比べてみたいだけです。(笑)

これ迄に何回も書いているので、おわかりでしょうが 私は「小さいがいい」という
立場をとっていますから、「小さい」がいいという結論を出すために、「ホレ見ろ!
大きいとこんな不具合が生じるぞ!」という事例を「歴史のなかに発見したいだけなの
です。(笑)


まあ こんな片寄った動機で「昭和史」とか「歴史」を勉強するというのは「いかがな
ものか」ですけれど、 何かの基準を持っていた方が理解しやすいというのも事実です。


で 3冊のなかから もっとも難しそうな1冊を最初に選びました。

中村隆英著「昭和史Ⅰ」です。

著者は東大経済学部卒で東大教授のあと東大名誉教授です。
他の本に比べ 図表の数が多くて難しそうなのが特徴です。
まあ「論文」のような形ですから あまり面白くなさそうだけれど
オーソドックスな「歴史」を最初に読んだ方がいいだろうと思って読み始めたら
序章の6ページ目(本では13ページ)にとんでもなく面白い文章に出会いました。
(続く)