昭和史 その5
沖縄に GW中 戻っていて「昭和史」を勉強していたんですが、先週は ゲームの大きな
発表会がLAで開かれるので 東京に2日居ただけで LAに飛びました。 そんなわけで
ブログを毎日更新できないでいます。 10日水曜日の夕方に出発して 13日土曜日
(昨日)には東京に戻ってきました。
ゲームショーE3は今年も大変な盛り上がりで、特に私の関係しているPS3の価格が発表
されたこともあって、多くの人達と話をすることができました。 でもこれについては
「色々あるので」もう少ししてから感想等を書きたいと思います。(苦笑)
で、この旅の途中でも「昭和史」を考え続けました。
「明治維新を成し遂げて、日本を欧米諸国の植民地にならないよう頑張った創業者が
(日露戦争は幸運に助けられて勝つことができました。)
「日本国」というブランドを一流に位置ずけることに成功しました。
しかし一流ブランドとはいっても中身は脆弱なのに後継者達(一般国民も含めて)が
勘違いをして「日本国」というブランドは一流なんだからと無理な事業拡大に走って
破綻した。」ということだったんだなと私は納得したのです。
半藤一利の「昭和史Ⅰ」によれば 1931年9月に満州事変が起こったのですが 当時
ラジオの契約者は約65万だったのに「臨時ニュース」で第一報を流したあとも
「臨時ニュース」をどんどん流すので新聞もそれ迄「軍」に対し 非常に厳しい論調
だったのが 「号外」「号外」とラジオに負けないように号外を連発し、勇ましいニュース
を流しつづけ読者を煽ったのだそうです。
新聞は煽って売り上げを伸ばし ラジオも月平均5万ずつ契約者数を急激に増やして 国の
方向を誤らせたのですから 当時のマスコミの罪は重いのです。
今も新聞は部数を伸ばす為なら TVは視聴率を上げる為なら 何でもやるということを
私達は良く知っています。
新聞もTVも自分で煽っておいて、「風潮」が作られるとその「風潮」に 又自分が煽られて
しまって、更に煽り続け 行き着くところはいつも破綻です。(続く)