クリエーター大国 その9

こんなに毎日1つのテーマに関連したことを続けていると 昭和30年代に放送されていた ラジオ番組(当時ラジオ関東)のタイトルを思い出します。
永六輔さんと大橋巨泉さんの2人が多分10分ぐらいの対談をしていた番組で タイトルは「昨日(きのう)の続きを今日もまた、今日の続きは また明日(あした)」という名番組でした。
夜10時20分頃(違ったかな?)(月〜金)のベルト番組でした。 あの番組は面白かったので良いのですが 私のこのしつこい毎日の連載は皆さんにあきれられてしまうのではないかと恐れています。 といっって止めるわけにいかないので もう少し付き合ってください。(笑)

昨日は 久保利委員に 丸山参考人とやっていることというのは「販促手段としてインターネットを使うというのは、今までのテレビの主題歌というものとは 別にもう一つのルートができたというにすぎないのではないですか?」と質問されて 私が「すぎないと言われてしまえば すぎないという、その程度のことしか私はやっていないですけれど。」と若干「ムッ」としながら かつ やや「開き直り気味に」でも 何とか理解してもらおうと丁寧に答えたのでした。(笑) そうしたら 金丸委員の発言が以下のように続きました。
これで 私の立場は とても救われたのです。(笑)

○金丸委員 このデジタルコンテンツといいますか、この市場というものが混成した形でもあるんですけれども、顧客接点から見ると、顧客接点の多くが、これだけ自由なインターネットという顧客接点を持ったものが出てきたにもかかわらず、規制業種、免許制の放送局ということを通じて、我々は若い人も含めて全国で触れているわけです。
 でも、このテレビ局は、NHKを除いて無料で出しているわけですから、でも、この免許制の人たちがよく週刊誌とか経済誌とかで、この間ランキングとかが出ていましたけれども、年収のトップにいるわけです。テレビ局というような人たちがトップにいて、一方で、さっきの浜野委員の話では年収100 万円ぐらいのクリエーターがいて、この産業は誰が支えているかといいますと、私はやはりテレビ局ではないと思うんです。
 テレビ局は、むしろそういうサポーターに本来はなるという意識がもっと強くあれば、私はパブリックとか、公共性とかがあると思うんです。だから、クリエーターの人たちをもっと国として応援していて、クリエーターの人たちが免許制のテレビ局に使われている立場から、それこそ立ち上がって、インターネットの世界に行けばいいと思います。と、それは平澤委員などの意見によると、要するに少額の課金だとダイレクトにお金が取れるわけですから、そんな大組織に売り切りで、たかだかちょっとのお金でやるぐらいだったら、だから、私はクリエーターの人たちがいわゆる新しいプラットホームにどっと動いてきたらもっと大きく変わるような気もするんです。そこに、例えば音楽の世界だと、そういう既存の世界を熟知した丸山参考人が起業なさって、音楽の世界でも無料配信をなされたのは私はすばらしいことだと思うんです。
 だから、私は免許制のテレビ局が持っている規制については、規制か何か、参入障壁か何かよくわかりませんけれども、私はそこはもっと議論されないといけないのではないかと思うんです。(以下略)