読解力

沖縄で 台風によって家に閉じ込められていたので、いろいろ考え込んでいました。めずらしいことです。(笑)
勿論 私は今 東京に戻っています。
先ず、最近騒然となった 坂東真砂子氏の「猫殺し・エッセー事件」です。 日経新聞に掲載されていたので、サーッと軽く読んでいたし、インターネット上で大騒ぎになっていたので「おおよそ」のことを知っていたつもりでしたが、週刊文春東野圭吾氏が書いた「この件に関する解説文」を読んで、愕然としました。
つまり、私には「読解力」が全く不足しているという事実が判明しました。(笑)
坂東真砂子氏がネット等で大騒ぎになることを予想しながら慎重に書いているにもかかわらず、私を含めて、キチンと読み込むことができなかった人が多数いたわけです。
そして、私達は坂東真砂子氏の「本文」をキチンと読まずに 批判の文章をウノミにして自分の考えを展開しはじめるということをしてしまいます。
今回は週刊文春が 坂東真砂子氏の完全元原稿を解説文のなかに掲載してくれましたから、東野圭吾氏の解説が実にわかりやすくなっていました。
改めていうまでもありませんが、 私が坂東真砂子氏と同意見であるわけではありません。 私が自分自身を恥じたのは坂東真砂子氏の真意をキチンと読み切れなかったことにあります。
まあ そんな事を台風のなか沖縄で考えていると、人間の避妊のこと、人間の妊娠中絶のこと、自分の子供を虐待する親のこと、少子化のこと、皇室の連続性のこと などといったことにまで、考えがいってしまい 収拾がつかなくなり、次のテーマに移れなくなって、ブログが止まってしまいました。(笑)
(結論)
他人の文章をキチンと読み込むことが、どれ程大切かと感じた一週間でした。