テールの役割

ちょくちょくブログを休んでいます。 なんだか色々考えてしまい、何を書こうか?がまとまらなくなっていたのです。(笑)

「ひとつの問題」が掲示されると色々な意見がでてきます。
インターネットの出現以前は「ひとつの問題」についての他人の意見を知るのは、一般人であれば 新聞の解説かTVのコメンテーターの発言でした。 それがインターネットの発達によって「多くの人の発言」を手に入れることができるようになりました。 新聞やTV番組は紙面の制約や時間の制約もあるし、新聞社の方針やら放送局の方針やらがあるからでしょう、「どんな問題」でも「それなり」に適当かつ穏当にまとめてしまっていますから、新しい視点を教えてもらうことなどありません。

ところがインターネット上では 紙面の制約もなく、社の方針もない「個人」が発信するのですから、その発信する人の責任で「過激」とも思える多くの意見に触れることが出来るようになりました。

そんなことで、「ひとつの問題」が提示されると 私はネット上をウロウロするのですが、「ひとつの問題」に対して発信される意見の多様なことに圧倒されています。(笑)

私達は日常生活では、余程親しい間柄でなければ政治と宗教については問題にしません。
私達の日常の経済活動は その基盤は法体系の上にのっかっていますから、何らかの形で政治と関わっていて、それが族議員という形で官僚に働きかけるわけですが、官僚が「神のように全てを見通している」ということに、この国はなっていて「それはおかしい」と「大新聞」は反対してみせるという態度をとりますが、実はこの体制が居心地が良いので「現状維持」をできるだけ長くしようとして 今日まできています。
ところが インターネットを武器に多くの人が独自の考えを発信するようになって、この体制は変化しはじめているような気がします。

これからの世界はロングテールのテールの部分が加速度的に伸長しますから、首の部分が相対的に低くなってしまう時代なのかもしれません。 少し楽観的ですが。(笑)

・・・で、ロングテールのテール部分がどんどん長くなることが、社会を良くすることになるのだろうと考えて、高くそびえる首の部分に対し、「いかがなものか」と言い続けようとおもい直しています。(笑)