宝塚の魅力2

「宝塚」出身者で女優として大活躍している人は沢山います。 今、もっとも売れている天海祐希をはじめとして、麻美れい、大地真央真矢みき一路真輝(順不同)・・・・等々、いちいち数え上げられない程の多さです。
東宝宝塚劇場は1934年1月1日に開場し、戦後はアーニーパイル劇場として占領軍に接収されてましたが、1955年に返還されて、1997年の年末にいったん閉鎖し、2001年新しく建て替えられて現在に至っています。

一つの芸能専門の民営の劇場を持つことは、そのジャンルの維持発展に欠かすことができません。 残念ながら日本では、宝塚と歌舞伎の二つのジャンルが東西に一つづつ劇場を持っているだけでした。
劇団四季が現在急ピッチで全国に劇場を作っていますが、プライペートの劇場を持つことが、その芸能の発展に必須であることはいうまでもありません。
日本の劇場というかホールの大半が公共施設で、使う側からすると、まことに使い勝手が悪く、それが、芸能文化の発展を阻害しています。 このことを語るととても長くなるので、ここでは触れませんが、宝塚、歌舞伎、劇団四季が現在沢山の客を集めているのをみれば、プライベート劇場の必要性はおわかりになると思います。

その宝塚なのですが、宝塚少女歌劇が初めて公演をした大正3年(1914年)から起算すると90年以上の歴史があります。
・・・・で、今回の花組公演「ファントム」を観ました。
観客の97%(?)は女性です。 男子の私がそのなかに混じるのは勇気が必要かなと思ったのですが、そんなこともなくごく自然に客席に入ることが出来ました。
宝塚の熱烈なファンというのは、熱烈のありようが韓流やジャニーズファンとまた異なるようです。(笑)
ステージ上の人達が100%女子で、観ている客も97%が女子ですから、劇場の雰囲気は少し変な筈ですが、それが「サラッ」とした空気なんです。 客の年令構成も伝統芸能の強みでしょうか、若い人から高年令迄、実に はばひろく分布しています。 それが関係しているのでしょうか。まあ ひとことで言えば「品がいい」のです。(笑)

意外でした!