レコード史 5

このところ私の書くブログはやや「クドイ」感じがします。
「1950年代にLPやシングルが世の中に出回りはじめた。」とシンプルに書いてしまえばよいのですが、私のブログを読んでくださっている方は、私よりずっと若い人が大部分なのだろうから「世の中に出回りはじめる」前はどうだったのか。 あるいは「世の中に出回りはじめた」ことによって何が変わったのか。 といったことを説明しないと私の書いていることの意味がわからないと思ってしまい「クドイ」書き方になっています。(笑)
そんなわけで、クドイ説明をしましたから 「LPやシングルが世の中に出回りはじめる」前のことはおおよそわかってもらえたと思うのですが 「世の中に出回りはじめた」ことによって何が変わったのかというと、 「何となく音楽が好きな人」と 「音楽を本当に好きな人」 の区別が ハッキリしたんです。「何となく音楽が好きな人」 というのはその頃 各家庭に オーディオセットより先に普及しているTVの音楽番組や ラジオの音楽番組で紹介される音楽を聴いて、その範囲のなかで「好き」な曲を見つけている人達ですし 「音楽を本当に好きな人」というのは ありったけのお金をLPやシングルの購入に使って、ラジオ番組やTV番組では紹介されない音楽を積極的に聴いていた人達です。
団塊の世代」は「ビートルズ世代」と言われていて、1947年(昭和22年)4月2日生まれから、1950年(昭和25年)4月1日生まれの3年間に出生した人達を指すのはよく知られているとうりです。
・・・で「団塊の世代」約750万人の皆が「ビードルズ」に「狂った」のかといえばそんなわけありませんよネ!(笑)
それ迄「音楽を本当に好きな人」はクラスに2〜3人だったのが4〜5人に増えたといったところでしょう。 でもラジオで バンバン「ビートルズの曲」が流れましたから 「何となく音楽が好きな人」も 「ビートルズ」 のことを良く知るようになったのは事実です。