一歩後退はむずかしい

昨年の秋から年末にかけて 私としては珍しく 理屈っぽく色々考えて ブログにダラダラ書き続けました。
団塊の世代」は 年長者である私達の世代より上の世代を 実は馬鹿にしていたんだ、ということに気が付いた。とか
新しい 「カッコいいもの」は当分でてきそうにもなくて 若い人は困るだろう。とか
「19世紀リアリズムの復権の予感」だとか
 自分としてはいいところに気付いたなと、結構一人で盛り上がっていたのですが、ふと立ち止まってみると、いままで自分は 「団塊の世代」の動向や、若い人がチョイスする 「カッコいいもの」という価値観 (ニーズ)を先取りして商売をしていたのですから、私の分析が正しいのなら 私が一番困った立場になったことに気付いたのです。(笑)
盛り上がった後、深刻に考えこんでしまい一週間以上たちました。
前回書いたように 「一歩後退してみよう」という考え方は へたに書くと 「美しい国日本」とか 「国家の品格」といった 「昨年から本年にかけての やたら大げさな論調と同じだろう」と誤解されそうで、(私のいいかげんな考えですから誤解されたっていいのですが) なかなか気楽に書けなくなってしまったんです。(笑)