江戸の遺伝子

徳川恒孝(とくがわ・つねなり)という方のお書きになった ご本があります。「江戸の遺伝子」PHP研究所
私が「江戸時代」のことを少し勉強しなければということで 購入した本のなかの一冊です。
著者の徳川恒孝氏は 徳川宗家第18代当主という方です。
徳川恒孝氏は徳川記念財団を2003年に創立されて 理事長をなさっていますが、そのまえは日本郵船で38年間サラリーマンをしていて 副社長を最後に現役を終えられた方です。
この本をお書きになった目的は創立した徳川記念財団のPRということだと思うのですが、更にさかのぼって徳川記念財団をなぜ創ろうとしたのかを 勝手に推測すると・・・・・
よほどの「江戸時代」の研究家でないと「江戸時代」についてのイメージはマイナスイメージ(例えば私がもっていたイメージ)です。
後継者(明治時代)が前の時代のことを悪く言うのは人間社会の常だからしょうがないけれど、大政奉還から約140年たったのだから、そろそろ「江戸時代」を冷静に評価してもいい頃だ。
で、冷静に「江戸時代」をみてみると 250年という長い平和の時代を維持したのは、それなりの理由をがあったはずだから 徳川第18代当主としては それを明らかにして 今の時代の人達に理解してもらい、 「江戸時代」をもう少しプラスにみてほしい。
まあ こんな感じで このご本を書かれたのだとおもいます。
著者徳川氏の意図は十分に伝わっているご本になっています。
「江戸時代」に すこしでも興味をおもちになったら このご本をおすすめします。