ウォークマン その2

昨日「誰がCDをチャンと聴いてくれているのだろう?」と書きましたが「どうすれば、音楽を体で感じてもらえるのだろうか?」というのが 今日の主題です。大部分の人は、音楽をヘッドフォンで聴いています。 オーディオステレオ装置をいまだに使って音楽を体…

ウォークマン

1970年代の終わりに、ソニーが ウォークマンを発売しました。 これが、おもしろい商品だったので、その後 CDウォークマン, MDウォークマン と推移し、現在のiPODを中心とした HDDや メモリー搭載の ウォークキングステレオに 進化しています。音楽を聴く…

私の大発見!

池上本門寺でSlowMusic SlowLIVEというコンサートを楽しんでいるうちに気がついたことがあります。 ロックではないので 大音量ではなかったのでが 野外ですから、会場を通りすぎる風と音が体を包み込みます。 「音楽を体で感じている」ということを突然実感…

SlowMusic SlowLIVE’06

SlowMusic SlowLIVE'06 in 池上本門寺というライブイペントが 22日、23日の2日間開かれました。このイベントは今年で3回目?になります。 私は23日のライブをのぞきました。 池上本門寺というのは とてつもなく広い敷地をもっています。 日蓮聖人が …

再び 逆やまびこ現象

「逆やまびこ現象」と「逆やまびこ効果」などということを 数日前に4回も書きました。 読み返してみると、「なんと 判りにくい文章だろう」とおもっていました。 今日 朝日新聞(東京版)15ページに 銅版画家の山本容子さんが 「仕事力、世界のすべては等…

私の失敗は異常気象のせい

6月22日 3時過ぎからの仕事を適当に切り上げて、チョッと早かったのですが 中目黒のオフィスを出て 電車を乗り継ぎ、東京上野文化会館に向かいました。 ニューヨーク・メトロポリタンオペラの日本公演 「椿姫」 を見ようというわけです。 東京の 代表的…

社長に学べ!

「はじめまして。ただいま司会者の糸井重里さんからご紹介いただきました丸山茂雄です。よろしくお願い申し上げます。」といったかなり緊張した気分で今日のブログを書き出します。今週火曜日から「ほぼ日刊イトイ新聞」の「社長に学べ!」シリーズ第5弾とし…

逆やまびこ”効果” その2

「逆やまびこ"効果"」によってスターは作られると昨日書きました。 とはいっても、長くスターの座に居る人は実力があります。あるいは実力が後から必ず付きます。ただやっかいなことなのですが、音楽とか芸能の実力というものは数字で目標を設定できませんか…

逆やまびこ”効果” 1

スポーツ選手やビジネスの世界での「逆やまびこ現象」によるマイナス面を2日にわたって書いてきたのですが、「逆やまびこ現象」がプラスの方向に作用する分野があります。 私がかかわっている音楽業界、芸能界は実はこの「逆やまびこ現象」によって成立して…

逆やまびこ現象 その2

「逆やまびこ現象」はビジネスの世界にも数多く見ることができます。 文芸春秋8月号の東谷暁(ひがしたに さとし)氏の文章のなかに 「逆やまびこ現象」の典型例があるので御紹介します。 ・・・・・一時は世界第2位にまで登りつめた情報通信会社ワールド…

逆やまびこ現象 1

新聞は読者を必要とします。ですから読者の喜ぶ記事を書きます。 TVは視聴者を必要とします。ですから視聴者の喜ぶ番組を制作します。 サッカー ワールドカップのはじまる前を思い出すと、新聞の読者、TVの視聴者の全てが日本代表の一次リーグ突破を願っ…

今 落ち込んでいます。

「放送と通信の融合は正しいのか?」から始まり、「クリエーター大国」というテーマで私のブログの6月は終わってしまいました。 非常に重いテーマだったので 読み通してくれた人は いなかったでしょうが 私としては書かなければいけないテーマだったので書き…

勉強と教育 2

「時間を忘れて集中する、夢中になれるものを見付ける」が人生の目標の一つであったとしても、それを達成する技量などというものは それ程大したものではありません。 読み書き算盤(算数)という江戸時代の寺子屋の教育があれば十分な筈です。(笑) その程…

勉強と教育

奈良県の医師の長男の私立高校一年生による母子3人を放火殺人した事件で逮捕された長男は報道によれば「幼稚園の時から父親の監視下で長時間勉強させられ、つらかった。みんなと同じように遊びたかった。」と話しています。 「「勉強」と「教育」とは どのよ…

あれもこれも 2

何で 私は、あれこれ興味を持ってしまうのだろうと悩みながら、それでもTVを消す事ができなくて、ワールドカップの ポルトガルVSイングランド戦の後 フランスVSブラジル戦を 見るか、見ないか 更に悩みは深まりました。(笑) 繰り返しますが、私は熱心な…

あれもこれも

食堂の店頭のケースのなかに展示してある料理のサンプルを見て「何を食べよう」と考えながら 扉を開けて店内に入ります。 席までの10数歩、時間にして10秒前後のなかで何を注文するのか決まらないと、結論を出す迄にえらく時間がかかって、そんな時は食…

ジャパニーズ・エンタテイメント・レポート

「クリエーター大国」というのは 政府の知財戦略本部が作った「知的財産推進計画2006」のなかに盛り込まれた計画を表す項目です。 そもそも「音楽」とか「映画」とか「小説」とか「演劇」といった「芸術」や「エンタテイメント」といったものは「今の世…

クリエーター大国 その15

5月の終わり頃から「放送と通信の融合は正しいのか」を書き始め 6月5日からは「クリエーター大国」という新シリーズを約1ヶ月にわたって続けてきました。 あんまり長く続けていたので「丸山は何を言おうとしているのかわからない」といった疑問をお持ち…

クリエーター大国 その14

まあ このように牛尾座長がまとめられたのですが、IT業界代表の方が 前々回の発言のなかで 余りに無神経な発言をなさったので (とは言っても 作品を創り上げる コンテンツを創り上げるということが どれ程の効率の悪いことを積み上げないとならないかは そ…

クリエーター大国 その13

5月29日から「放送と通信の融合は正しいのか」を書き、続いて新シリーズ「クリエーター大国」を書き続けている間に私も少しだけ関わった 政府の知的財産戦略本部が「知的財産推進計画2006」を発表し、一方で文化審議会の小委員会が「IPマルチキャスト…

クリエーター大国 その12

昨日(きのう)の続きは 今日もまた・・・・・・・・・ ○丸山参考人 から、こういう新しい時代に来たのだったらば、新しい仕組みで、新しい枠組みで、前のことは切り捨てて、放送局など放っておいてというふうにやった方がよくて、どうも参考人の割に自分の…

クリエーター大国 その11

「昨日(きのう)の続きを 今日もまた・・・・」 ○丸山参考人 それで、今問題になっているのは何かといいますと、ブロードバンドになって家庭のモニターに、今はパソコンのモニターですけれども、あっという間にテレビと同じモニターにいろんな画像が届くよ…

クリエーター大国 その10

5月29日に「放送と通信の融合は正しいのか?」という題でブログを書いたら、その同じ日の日経に「SOCCER 巨大ビジネス」という記事を見付け「放送と通信の融合は正しいのか?」というテーマを6月3日迄続けました。 6月4日に「急成長可能なソフトビジ…

クリエーター大国 その9

こんなに毎日1つのテーマに関連したことを続けていると 昭和30年代に放送されていた ラジオ番組(当時ラジオ関東)のタイトルを思い出します。 永六輔さんと大橋巨泉さんの2人が多分10分ぐらいの対談をしていた番組で タイトルは「昨日(きのう)の続…

クリエーター大国 その8

昨日からの 久保利委員からの質問は 更に続きます。 ○丸山参考人 よろしいですか。それでも、まだ弱いですか。 ○久保利委員 いや、弱いというのではなくて、そういうことなのかもしれませんけれども、そのことと、逆に言いますと、大半の曲はついにトレンド…

クリエーター大国 その7

昨日の Amazon e託販売サービスの話しから 再び「クリエーター大国を目指すには」に戻ります。 これ迄の議論を乱暴に整理しましょう。 デジタルワーキンググループの議論は「クリエーター大国を目指す」為にはクリエーターを活性化しなければならないという真…

mF247とAmazon e託販売サービス

「個人のクリエーターが今よりもっと快適に活動できるようになることが“クリエーター大国”になるには必要なことだ。」という認識があって、内閣府知財戦略本部がテジタルワーキンググループの中で色々議論をして、私はその参考人として呼ばれて参加してみた…

クリエーター大国 その6

一昨日は インデックスの小川さんの「オリジナルコンテンツに係わる権利分配の仕組みを早く作って機能させて欲しい。」という意見を紹介し解説しました。 そして 昨日は オリジナル・コンテンツに係わる新しい権利分配の仕組みはどういう考え方で作るべきか…

クリエーター大国 その5

昨日から続きます。 今日は 着メロの、デファクトスタンダード技術をもつ会社を創ったフェイスの平澤さんと、インターネット、モバイルの技術開発会社アクセスの荒川さんの考えを転載します。 ○平澤委員 マルチユースに関してですけれども、前回、私がお話し…

クリエーター大国 その4

今日は この調査会の委員のインデックスの小川さんの意見を転載します。 丸山参考人、山賀参考人、角川本部員(この方は上部組織の知財戦力本部の構成員です。)が話しをしたあと 小川さんが話しをしました。 ○小川委員 インデックスの小川です。 中略 一方…